知識はバリ人にとってとても重要なものだ。バリではワラスワティの日、つまり知識の日を祝う。この日はパウコン(バリ暦)のシステムとサニスチャラ(7日サイクル)によって決められている。
サラスワティの語源は「サラス」つまり、流れと「ワティ」女性からきている。サラスワティは知識のシンボルであり、知識は流れ(又は成長)は川のごとく、そしてとても興味深く、つまり美しい女性のごとくとされる。
サラスワティは知識の女神、4本の腕を持ち白鳥に乗った美しい女神だ。女神は手にヤシの葉、ロンター(科学や知識を著したバリの古書)、知識は永遠とされることから鎖(108ピースからなる)
、楽器(ギター又はビワ)これは科学は文化の成長を通して発展するという意味、を持っている。白鳥は思慮分別のシンボル、つまり善と悪を見分ける知識を、そしてハス(ロータス)はバリ人にとって聖なるものを意味する。
サラスワティの日の午後は本を読んだり、書いたりしてはならない。なぜなら全ての本は神に奉げられるからだ。そして夕刻になると、マラムサストラといって人々は自宅や寺院で読書(特に宗教関係の書籍)を読む。
- パングレンダナン(サラスワティの前日)
この日は準備の日だ。全ての書籍やロンターは集められ、ほこりを払い、きれいにされる。
- サラスワティの日
サラスワティの日にはバリ人は書籍に供え物をして個々に祝う。学生は通常学校で、大人は自分たちのオフィスなどで祝う。サラスワティの日で最も重要なのは人間の生活には知識がなくてはならないという事だ。
- バニュ ピナルー
サラスワティの次の日は、バニュピナルーという。「バニュ」とは水、「ピナルー」は知恵という意味で、知恵は常に水のごとく流れ、人間にとって大切なものだという意味を表す。人々はデヴィ・サラスワティ(知恵の神)に知恵と知識を祈る。また海や湖や川で行水をし、薬草で作られた飲み物を飲む。バニュピナルーの日は人間の暮らしには健康な身体が必要だという教えがある。
- ソマリベック
サラスワティの日から2日後、ソマ(又は月曜日)、ポン、ウクシンタはソマリベックの日と呼ばれる。「ソマ」は月曜日の意味、「リベック」は満るだ。この日、バリ人は米びつに供え物をする。そして食べ物や飲み物に感謝し、デヴィスリ(繁栄の女神)に祈りを奉げる。この儀式はまたバリ人に健康の為に賢く食べるという事を教えている。ソマリベックの日は人間の生活で食物や飲み物が大切なものである事を意味する。
- サブー マス
サラスワティの日から3日後、アンガラ(火曜日)、ワゲ、ウクシンタはサブーマスの日と呼ばれる。「サブー」はベルト、「マス」は金という意味でこの日、バリ人は金庫や宝石を保管する場所に供え物をする。人々はマハデワの神に祈り、衣類や金、お金などに感謝する。そして賢いお金の使い道について考える。サブーマスの日は人間の生活では衣類や金なども大切なものである事を意味する。
- パゲルウェシ
サラスワティの日から4日後、ブダ(水曜日)、クリウォン、ウクシンタはパゲルウェシの日と呼ばれる。「パゲル」は柵、「ウェシ」は鉄を意味する。この日、バリ人はサンファンプラメスティグルの神に祈りを奉げる。そしてサンガー(自宅にある寺院)に供え物をする。
この日はバリ人にとってガルンガンの日以降2番めに大きな休日で、人間と宇宙の調和を願い、知恵や健康、食物、衣類、貴金属などに感謝をする。
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