バリの文化は独特だ。人々はバリ人
の事を自己満足だと言うが、それはあながち大袈裟とはおもえない。たとえばバリ人に天国はどんな所かと聞くと、彼らはちゅうちょなく、バリみたいなところだと答える。彼らはバリに暮らし、死んだらバリに埋葬され、生まれ変わってもバリにもどりたいと願う。
これは何もバリ人が変化を好まないという意味ではない。それどころか、彼らは様々な変化を実にうまく自分たちの生活に溶け込ませるのだ。この事は歴史にもよくあらわれている。バリにヒンズー教
が伝わる以前、人々は他のインドネシアの地同様、アニミズムを信仰していた。そしてヒンズー教が上陸するとヒンズーはバリの人々の生活に溶け込んだ。バリのヒンズー教はインドのそれとは往々にして異なる。宗教に限らず彼らの暮らしはこの様な流れかたをしている。
伝統絵画は,宗教や神話のシンポルとして実に忠実に描写されている。その後、西洋絵画やモダンアートに出会い、彼らの絵画は想像力豊かに力強く変化していった。
彼らの舞踏,
音楽 ワヤンシアター
などは近代的にもリッチで芸術性が高く、同時にそれらは神や女神にささげる神聖なものとして表現されている。木彫りや石彫り,
金銀細工など
は絵画と平行して発展してきた。絵画の発展は彼らのキャラクターを優雅に物語っている。バリのバティック
はその起源をジャワにもちつつイカットやダブルイカットへと発展していった。
バリは文化的に弁証的なのだ。
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